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船場吉兆 法令遵守を確約させ闘争終結
はけんパート関西 交渉委員 村上 洋一
はけんパート関西(アルバイト・派遣・パート関西労働組合)は、株式会社
船場吉兆と確認書を締結し、闘争終結を行いました。
思えば、2007年10月下旬に発覚した福岡 天神店のラベルの張り直しによる賞味期限の改ざんをマスコミが大きく取り上げたため、社会問題化し、その後本店での牛肉味噌漬けの但馬牛偽装、地鶏の産地偽装などが発覚し、大阪府警からの家宅捜索を受け、船場吉兆は休業を余儀なくされました。
そのような中、雇用不安や賞味期限の改ざん、食品偽装の実態の説明を求めて、13名の船場吉兆 心斎橋店のパートタイマーが、はけんパート関西に加入したのは、昨年の11月でした。
団体交渉では、会社が2007年12月末で、パートタイマーの全員解雇を主張しましたが、彼女たちの団結力や気持ちを前面に出した団体交渉により解雇を撤回させ、希望退職の募集に変更させました。組合員の一部がこんな会社に残れないと、希望退職に応じて退職しましたが、最終的に5名の組合員が残り、闘いを継続しました。特に有川さんは、マスコミの取材や記者会見で、堂々と自分たちの意見を表明し、長井さんは、テレビカメラの前でも臆することなく、弁護士ともやりあいました。また、彼女たちは、団体交渉で会社と対等に交渉できること、組合の要求に対しては会社が回答をしなければならないこと、深夜労働には割り増し賃金が必要なこと、有給休暇がパートタイマーでも取得できること、など労働者としての権利を知り、闘ってはじめて、権利が得られることを実感しました。また、各吉兆への要請行動は、闘争の厳しさの中で、楽しい思い出(MU・関西ニュース 131号)となったようです。
労働者の権利を具体的な労働条件の中で知ることの重要性を5人全員が認識したと思います。有川さんが、東京の集会(1.26WSFグローバルアクション)で述べた「労働者の権利をどうして学校で教えてくれないのか….そういった権利は、ただ『こういう権利がありますよ』ではなくて、例えば、学校で社会の巣立つ寸前とか、高校で就職する生徒たちや大学に行くにしてもアルバイトしたりするわけですから、働こうとする子供たちに………具体的にこういう権利があるのだと教えていかないといけないと思います。」に、彼女たち5人の権利を知ることの重要性が集約されています。
最後まで残り闘った5人の方々は、退職することになりましたが、闘うことの重要性を肌身で感じたことでしょう。彼女たちにすばらしい感動を与えたこの闘いが、今後の人生に大きな糧となり、労働組合や仲間の重要さを周りの人々に伝えて行ってくれることでしょう。最後に、法令遵守に関する確認書を下記に示します。
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